天才の俺が気付いたら中卒、病気持ちだった件

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僕だけがいない街 感想(前半)

普段あまり漫画を読まないけど、たまに全巻まとめて読むことがある。僕だけがいない街を今回は読んだんだけど、色々面白かったよ。

まず漫画の方が本より読むのがめちゃくちゃ遅いことが分かった、まぁそれは別件。

一巻の引きが凄く強くて、読み始めたら止まらなくなる。ずーと読んでた、最後まで。タイムトラベルがほんの少し戻るだけっていうのが最初は凄く面白かった、ちょっとした絵の違いなんかで未来の変化を表してるのは、読んでいる自分もその時間軸に入り込んでいるみたいで新鮮だった。

そこにきて一巻の最後で小学生時代へのリバイバル。そこからやり直す必要があるってことに物語の大きさを感じさせる。このあたりで熱くなってくる。

読んでいて気になったのは言葉、あるキャラの言葉が他の人物の行動に影響を与えたり、ある言葉が大きな伏線になっていたりと言葉が重要な鍵になっている。その為に一部の言葉は格言的に用いられている。このあたりが凄く面白かった、違う価値観も持っているキャラ達が一つの言葉に異なる行動を示す。特に面白かったのは事件の犯人の言葉が主人公の行動に大きな影響を与えていること、そしてその言葉が最後の局面での大事な種明かしの根拠になっていること、これがあるから犯人のことが理解(共感は難しいけど)し易くなっている。

関連することだけどキャラの魅力も凄くある、個性的でそれぞれが違う過去や価値観をもっていることを上手く描いている。特に主人公と雛月という同級生の女の子の関係性には心揺さぶられるところがあった。

一個面白いことを学んだ、正義についてだ。俺は正義という言葉に一時期強く固執していた、それは俺の過去と関わっていることだろう。だが正義を普遍性と結びつけていて結局そんなものはないという一般的な答えを出しただけで終わってしまっていた。

作中では何回かあるヒーローの話が出てくる、そのヒーローの表す正義と主人公の行動がセットで語られている。ヒーローの表す正義は普遍的でもなんでもない、家族仲間の為に戦う、彼は正義など語らないが彼に僕らは正義をみる。

この正義は古典的だろう、だが自分にとってこれを思い出せたことは大きかった。何より作中通して仲間の為に行動する主人公はかっこ良かった。仲間と正しさを結びつけて考えるのは危険でもある、排外性が必ず伴うから。ただだからといって否定していたのは誤りだった。要はバランスだ。どちらかというとベースは仲間を元にした方、言葉としての仲間や正義の方が危険だしね。

感情が伴う、その人の為にと心から思える仲間。その為には利害なんか顧みない、そんな仲間がいる人は少ないだろう。俺は人間への兄弟愛をフロムの本を読んで得たいと思ったのだけど全くといって良いほど出来ていない、ほんと口だけだなおい。だが感情の伴う仲間意識はそこまで広げる事ができるのか?仲間意識は限定されて初めて生まれるのか?兄弟愛と仲間意識とは違うのか? これらを考えるために………そう、後半に続きます。