にちじょう。

「うつ病、自律神経失調症候群音・光過敏」持ちの私めが、日々の中で感じた病気と付き合っていくための技術についてぼやいております(°▽°)あくまで自分個人の経験則に基づくことである点にはお気をつけ下さい┏○ペコッ

アルチンボルド展に行ってきたよ~

アルチンボルドって知ってる?俺は全然知らない。いや知らなかった。

今上野でアルチンボルド展がやってるんだけど、行ってきたよ。定期的に美術館や博物館には行くようにしてる、俺の感情を取り戻すという治療的側面もあるけど大まかには1.限界のある知性以外の力を鍛えるため          2.自分の言語の暴走を防ぐため   だ。

簡単に言うと、1.言語化できないなにかである絵や彫刻や実物を見るという事は限界のある知性で真理を考えるよりも優れた面があるということ。例えばりんごの真理を思う時、りんごの重さ、成分、大きさ、性質、関係性などの知性から考えていってもりんごの本質は中々掴めない。だけどりんごを見たらりんごのことは分る、まぁここにも五感の限界など色々絡むと思うけどりんごがりんごである以上、こっちの方が真理という言葉には近いものになるだろう。俺は真理は知るものであるということを数学の影響で放棄した為違う方法でのやり方を模索している最中だ、絵をみるのはその練習でもある。

もうひとつについては 2.言語だけだと暴走する、これは言葉の持つ最も大きい性質だ。例えば目の前に紙が無くても「目の前に紙がある」とは言えてしまう。これゆえの人間の文明だが今の俺にはあまり言葉と現実が乖離しすぎるのはよくないと思う、病気上ね。だからたまには実物を見るために、またその重要性を自覚するために博物館に行く。

 それで肝心のどうだったのかというと… とても良かった!!

今まで見てきた絵の中では全体を通してかなり好きな部類にはいる。

というかアルチンボルド知らない人の為になんか画像貼りたいんだけど…、著作権的にどうかが難しい。皆各自で調べるように!ごめんね、著作権の勉強もやっとくから。

どう?結構好み別れるだろうけど、初めて見たなら衝撃的でしょ?いやー俺も驚いたもん。このなかでは冬が好きななんだよね、終わりと始まりの混ざり合ったカオスな感じがたまらない。

アルチンボルドの絵は難しいし考えないように努めたから、感じたことしか伝えられないのが残念…。ただアルチンボルドは宮廷画家だったから、絵の背景には貴族の面白い動きが見て取れるらしい、そういうポジションの画家って結構いるのかな?俺は初めてだったからそういった歴史も感じながら見れて楽しかったぞ。

他にもダヴィンチなどの歴史的に近い人や関係のある人の絵も置いてあって、一つで何個もおいしい美術展だったけど、逆に主役の絵はそんなに多くなかったな、アルチンボルドにハマった俺としては少々残念だった。

美術館はやっぱり行くなら一日使うから、一日中ある特殊なテンションでいられるのが良いよね、また良いのあったら行ってこようっと。