にちじょう。

「うつ病、自律神経失調症候群音・光過敏」持ちの私めが、日々の中で感じた病気と付き合っていくための技術についてぼやいております(°▽°)あくまで自分個人の経験則に基づくことである点にはお気をつけ下さい┏○ペコッ

映画「ランダム 存在の確率」 感想

今日は睡眠外来の方に行ってきたけど、最近は比較的安定しているから話すこともそんなになかったな~。現状のまま行ってみるってことになった。

それよりもさ、雨凄かったね。病院から帰るまさにそのタイミングで降ってきて、止むまで待たされたよ。まったく運が良いんだか悪いんだか…。あ、このネタは投稿日がズレちゃうと読んだ人には分からないやつだ。今後気を付けよう。

 

今日は前にビデオニュースの時間を扱った映画特集で出てきた、ランダム 存在の確率っていう映画を家でおとなしく見てたんだけど、この映画かなりおすすめだよ!見る人によっては「なんだこの映画安っぽいな」とか「b級サスペンスものとしてはありがちだよ」とか思うかもだけど、僕がサスペンスもので好きな 自分の中の何かが変わってしまう経験がドンピシャでできる映画だった。特に難解そうな世界観や設定を扱いながら、最終的にある説明がなされることでそれまでのことが分からなくてもこの映画の面白さの本質は分かるようになっているのが嬉しい。今の俺でも十分理解したうえで自分なりに解釈していくことを楽しむことが出来た。ちょっと前に見た、時代屋の女房は凄く良かったけど理解は出来なかったんだよね。

 

それでまぁ感想なんだけど、この映画は見るという過程が結構要だからネタバレは避けたいんだけど、どうすれば良いか全く分からない。映画はちょくちょく見るから適切な感想の書き方を勉強していきてぇなぁ。それはおいおいやり方考えてみよう。このブログは今後俺と一緒に超絶面白く変化していく予定だから大丈夫だろ ヾ(⌒(ノ'ω')ノわーい

 

この映画は時間を扱ったものではあるんだけど、どちらかというとそれよりも時間に関係して分化したパラレルワールドが主題となってる。それにだんだん主人公たちが気付いていく様子がめちゃくちゃリアルで凄くハラハラする。パラレルワールドになった理由とかはそこまで科学的に語られてる訳ではないんだけど、疑似科学ともいえないと思うギリギリなラインを見ている人に想像させて、sfによって現実を捉えなおすという作業をこちらが出来るようにはなっていると思う。現代科学に詳しい人にはナンセンスに映るかもだけどそこはオラにはわからねぇ。

面白いのはもう一人の世界の自分に出会う可能性がある場合、人は何をするのかという事を描いている点。これはクローンという比較的身近な技術がある分ぞっとする点でもある。あるキャラは自分が相手に恐怖心を持つなら、相手も自分なのだから同様に恐怖心を持っていると言う。それはとても怖いことだよね確かに。俺はもう一人の自分がいれば友好的な関係が築けるというライトなsfの価値観しかなかったから改めて考える契機を与えられると、相当難しいなぁこれ。これは自分を自分がどう評価するのかという評価軸において今までにない軸を提示してくれてると思う。自分が良い人なのか悪い人なのかという一見外側への行動面や内面の考え方などに決定されるようにみえることも、この軸を出されるとあまり正確ではないのだなぁと思わされる。この思考実験はやる勇気がある場合はやってみるといいと思う、俺なんかはこの思考実験が怖い面もあることを知らずにやっちゃったから一応言っとくね。

あとは終盤の流れがとっても面白い。パラレルワールドと人間が関わってしまうとどうなるのかという一つの結論はしっかり出してくれている。ちょっとモヤモヤが残るけど思考上はスッキリした。

エンドロールの短さもみて欲しい、最後にちょっと笑ってしまった。ほんとに金かかってないんだろうなぁ。安さゆえの面白さもある、見る映画を決める上でも記憶にいれておいた方がええかも。