にちじょう。

「うつ病、自律神経失調症候群音・光過敏」持ちの私めが、日々の中で感じた病気と付き合っていくための技術についてぼやいております(°▽°)あくまで自分個人の経験則に基づくことである点にはお気をつけ下さい┏○ペコッ

僕だけがいない街 感想(追加コンテンツ)

今回で感想最終回、僕だけがいない街の他に面白い点をまとめて書きます。

まず時間の扱い方面白いからみて欲しい、形としては今の記憶で昔の自分になるって感じなんだけど、最初は現代に定期的に戻っていたが最後は過去に行って色々過ごした延長線上で生きていくことになる。この段階で過去と現在の関係性が面白い、どっちが本来性なのか分からなくなってくる。それでいい、時間とはそのひとの意志、考え方によってその表象を変えることを教えてくれている。最後主人公が過去(便宜上そう呼ぶ)で

生きていくのは主人公が何が何でもその時の過去への戻り(リバイバル)で未来を変える、仲間や大事な人を守ると決心したことに由来すると思う。この段階で主人公の時間への考え方は大きく変わっていることに気付く。最近見たビデオニュースの映画と時間の話での決意を含む時間観というものだ。主人公の決意は色々なものによってつくられる複雑なものだが、時間観が足掻きを伴う直線的なものから(未来は可変的)、受け入れることによる内発性を生む環状(未来は過去であり可変に見えても可変ではない)のものに変わっていることも大きな要因だろう。

 

そして最大の謎、ここをつっこむのは野暮だが重要かもしれないので。

それは何故主人公にリバイバルという時間回帰の現象が訪れたのか?正直これはまだ納得いく理由付けは出来ていない、なんとなくというふわふわした感じでは分かってるつもりです…、これが何なのかの理解もふわふわやけどね。

俺の今の思考能力ではロマンティズムな答えが浮かびがちだけど、ちょっとこの漫画の全体像をみて考えてみよう。

主人公がリバイバルしたのは何かの偶発的要因によるものとは思えない。リバイバルするべきタイミングでリバイバルした。そのタイミングが後でも前でも上手くいくことはなかっただろう。

数学的必然論を考えても偶然はないといえるが、恐らくここの必然性は予定説的な必然だろう。全ては決まっていた。では何の為に決まっていたのか?

誰かのいたずら?主人公の気づき?大きな世界の動き?色々考えられるがどれも納得がいくものではない。正直これは分からない、逆に分からないというのが答えとなり得るのかもしれない。

 

あとは女の子が凄くかわいいよ、特徴的な顔立ちの子が多くて絶対どの子かは惚れると思う。こういう個人的楽しみがあると何回も読めるから良い。

 

大分ながくなっちゃったからこの辺で感想は終わるか、こんに長くなるとは思わなかった。今は刃牙読んでるからこれも感想そのうち書くわ。