寝ながら出来るうつ病治療(回復期) 落語とクラシック。こんな聞き方が丁度良い!
うつ病の回復期の最初の方は、まだ活動するほどのエネルギーが回復していなかったり、ストレスによるダメージを回復するために、横になる時間が多くなるものだと思う。
俺もそういう時期があったし、その時は何も出来ないという事は良く分かっている。
だがたまーには横になりながらも、何かを聴くということは出来ると思える時もあると思う。
そして活動が出来るくらい回復してからも、休息のために横になるというのはよくあるので、この時間をどう過ごせばいいかと悩んでいる方もいるかもしれない。
そこで俺がおススメなのが、落語そしてクラシック音楽。
この二つは面白いというのは大前提だが(面白いと思えないならむしろやめた方が良い)、うつ病自体に結構な効用を発揮する。
理由は大きく3つ。
1.何もしなくても頭が勝手に働いてしまう状態になりがちな症状、それがあると脳の疲労(実際はエネルギー不足だが、こう言ってしまっても全然OK。こっちの方が考える時に扱いやすい)の回復がなかなか進まない。
落語とクラシックは共に、聴くことに集中させることで、頭が勝手に色々考えてしまう症状を抑えることが出来る。
いま流行のマインドフルネス(今現在!に起こっている内・外的な事象に注意を集中する心理行動)を利用した休息法と言える。
2.うつ病に併発しやすい自律神経の失調を、副交感神経を優位にさせることで改善させる。
3.知性による情報だけですくいきれない、感性的情報に身をゆだねることが出来る。
これが出来ると、考え方がかなり柔軟になり、変化への抵抗も減るので、本質的な治療となる。
聴き方として個人的に良いと思うのは、内容に集中し過ぎないで音としてそのまま受け取るということ。
あとたまーに呼吸に意識を集中させるのを挟むと、瞑想効果も得られてなおよし。
当たり前だけど、部屋を暗くして目をつぶって聴いた方がいい。
好き嫌いあるから絶対良い訳ではないけど、うつ病になる人は感性が鋭くて、その感性を頭で抑え込みがちな人が多いから、その感性をすこし解放できるこの2つが良いというのは、一般性もあるかもしれない。