にちじょう。

「うつ病、自律神経失調症候群音・光過敏」持ちの私めが、日々の中で感じた病気と付き合っていくための技術についてぼやいております(°▽°)あくまで自分個人の経験則に基づくことである点にはお気をつけ下さい┏○ペコッ

「シャガール 三次元の世界」行ったけど、こんな美術展は初めてだった。面白い芸術全体の見方を教えてもらったぜ!

やっと行けた~

え?何に行けたかって?

タイトルでバレテますね…、はい東京ステーションギャラリーで開催されている、「シャガール 三次元の世界」に行ってきました。

 

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素晴らしかった!芸術に最近興味が出てきたばかりの俺でも、とっても楽しめた。ただ展示数が多すぎる…、後半はいつものように流し気味になってしまいました。

 

今回は、あのマルク・シャガールの意外に知られていない、彫刻をはじめとした絵画以外の三次元の芸術品にスポットを当てた美術展になっている。そうはいっても絵画も全体の半数位はあるのだけれどね。

この美術展はなんといっても。飾り方がホントに良かった。

彫刻の下絵が、彫刻の横にあることが比較的多く、それを見比べて楽しむことが出来る。

これが今回の美術展のメインテーマでもある。二次元の芸術品(絵画など)と三次元の芸術品(彫刻など)は、混ざり合う事も、その繋がりを探られることもあまり無かったのではないかと思う。

だが今回で、二次元と三次元は完全に溶け合っていった。補完し合っているともいえるかな?

シャガールが、二次元と三次元を行き来しながら独創性をつくりあげていくストーリーが作品から伝わってきて、シャガールという人間の人生への興味、共感、感心、感動を味わう事が出来る。作品自体もシャガール自身の人生と絡めたものが多かったと思う。

 

またシャガールの特徴である色彩も、十二分に楽しむことが出来る。個人的には、黄色と緑が独特な主張をしており、また使われるタイミングに軸があるようでない…ようである所にとても惹かれた。特に緑は、作品の年代により、変化が見て取れ、シャガールという人間自身の変化を強く感じることが出来た。

彫刻でも、色使いを初め、艶や、質感もこだわりが強かったのがよく分かる。

「素材の前では、謙虚で従順でなければならない」とシャガール自身も言っていたらしいが、まさに素材を活かすような作り方をしており、また作品によって素材も多様に変えており、飽きがほとんどこなかった。

 

これを見た後は、シャガールの事がすっごく好きになる。

 

ただね!途中の説明に書いてあった

キュビズムと出会ったシャガールは、それを対象の分解と再合成という本来の造形的な目的だけでなく、時間や記憶といった全く別のものを画面のなかに取り込む為の手段として利用するという離れ技を披露する」

とか書いてあって、三次元だけでなく四次元まで描くということらしいのね。

これの意味が分かる方は是非行こう!俺より楽しめるはず!

分かんない人も行ってみよう、ちょっとはわかった気になれるかも?

キュビズム20世紀初頭にパブロ・ピカソジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め、ルネサンス以来の一点透視図法を否定した。ルネサンス以来の「単一焦点による遠近法」の放棄(すなわち、複数の視点による対象の把握と画面上の再構成)と、形態上の極端な解体・単純化・抽象化を主な特徴とする。

 ↑ウィキペディアより

勉強になるなぁ~